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ヒトラーとトランプ (PART 1)


 


ヒトラーとトランプ (PART 1)


 



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デンマンさん。。。 どういうわけでヒトラーとトランプというタイトルにしたのですかァ~?



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いけませんか?


かまいませんけれど、二人並べるには時代が違いすぎるじゃありませんかァ!


確かに、ヒトラーは1945年に自殺した。。。 でも、トランプ大統領は現在も生きてますからねぇ~。。。


あらっ。。。 デンマンさんはトランプ大統領も自殺すると予測するのですか?


いや。。。 トランプ大統領は暗殺されるかもしれないけれど、自殺することはまずないでしょう!


 



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デンマンさん!。。。 あまり物騒なことをネットで書かないほうがいいですわァ~。。。 上のような物騒な写真を貼り出すと、デンマンさんこそCIAのエージェントに暗殺されますわァ~。。。 うふふふふふふ。。。



嫌な事を言わないでくださいよう。。。


デンマンさんが、物騒なことを言うからですわァ~。。。 ところで、ヒトラーとトランプ大統領に似たところがあるのですか?


もちろんですよ。。。 だから、タイトルに二人を並べたのですよ。。。


でも。。。、でも。。。、どういうわけで急に二人を持ち出してきたのですか?


実は、バンクーバー市立図書館で本を借りて読んでいたら次の箇所に出くわしたのですよ。。。




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民主主義というのは、基本的な前提として、100人いれば100人の意見はみんな平等に尊重する、という。
つまり徹底した「相対主義」なのです。
どの人の意見が正しいかということは、あらかじめ言えない。


次の段階として、100人100通りではちょっと多すぎるから3つぐらいのグループに集約する。
30人、30人、40人で3つのグループができた。


だけど、やはりどれが正しいということは言えない。
だからそれぞれ意見をぶつけ合って最後は投票で決める。
これが民主主義です。


つまりどの意見が正しいかは決められないし、もっといえば「正しさ」が問われることもない。
そのつどの投票結果だけが大事だということになる。


むろん、民主主義は、今日では議会の場での多数決ですから、一度は握りつぶされた少数意見が、次の選挙の場では逆転する可能性もありますし、また後になってある決定がどうも正しくはなかった、といった話が出てきたりもします。


たとえば、2005年の郵政選挙です。
当時の小泉純一郎首相は、政治的使命としていた郵政民営化法案が参議院で否決されるや、衆議院の解散に打って出ました。
そして総選挙で小泉自民党は圧勝し、悲願の郵政民営化を果たしたことは周知のとおりです。


 (中略)


ヒトラーのナチスも当初は少数派で、弾圧される側でした。 (略)
しかし選挙をするたびに支持を増やし、最終的にはドイツの頂点に君臨しました。
選挙という民主的な制度の中でヒトラーは登り詰め、あの独裁体制を築いたのです。


しかし、その変化は進歩といえるでしょうか。
断言できるのは、体制が変わったということだけです。


また民主主義が相対主義に基づくとすれば、民主政治にできることは基本的に利害調整だけです。
価値についての議論をしないのですから、異なる思想や世界観を調停することも不可能です。


たとえば、社会民主主義者と、自由競争を基本とする新自由主義者は、議会の場でどんな議論を重ねても、理解し合うことが難しいでしょう。
歩み寄ることができないからこそ、多数決で決めてしまおうということになるのです。


 


(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)




118-119 & 121ページ
『さらば、民主主義』
憲法と日本社会を問いなおす
著者: 佐伯啓思
2017年5月30日 第1刷発行
発行所: 朝日新聞出版



つまり、世界的に悪者とされているヒトラーも民主主義の選挙によって選ばれた。。。 トランプ大統領も、そのような選挙によって選ばれた。。。 それが似ているとデンマンさんは言うのですか?



そうです。。。


でも。。。、でも。。。、そんな事を言ったら、戦後、アメリカの大統領に選ばれたすべての人物も、民主主義の選挙で選ばれたのだから、特に ヒトラーとトランプ大統領が似ているということにはならないでしょう!?


確かに、ジューンさんの言うとおりです。。。 でもねぇ~、戦後選ばれた大統領の選挙とトランプさんが選ばれた選挙では大きな違いがあるのですよ。。。


どのような。。。?


あのねぇ~、かつてイギリスのチャーチル首相が「民主主義は最悪の政治といえる。これまで試みられてきた民主主義以外の全ての政治体制を除けばだが」と言ったのですよ。。。


つまり、民主主義では「衆愚政治」になりやすいということですか?


その通りですよ。。。



衆愚政治


 



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衆愚政治(ochlocracy、あるいはmobocracy)とは、多数の愚民による政治の意で、民主政を揶揄して用いられる言葉。
暴民政治とも呼ばれる。


有権者の大半が知的訓練を仮に受けていても、適切なリーダーシップが欠如していたり、判断力が不十分な人間に参政権が付与されている状況。
その愚かさゆえに互いに譲り合い(互譲)や合意形成ができず、政策が停滞してしまったり、愚かな政策が実行される状況を指す。


また有権者がおのおののエゴイズムを追求して意思決定する政治状況を指す。
エゴイズムは自己の積極的利益の追求とは限らず、恐怖からの逃避、困難や不快さの回避や意図的な無視、他人まかせの機会主義、課題の先延ばしなどを含む。


判断力が不十分な市民が意思決定に参加することで、議論が停滞したり、扇動者の詭弁に誘導されて誤った意思決定を行い、誤った政策執行に至る場合などを指す。
また知的訓練を受けた僭主による利益誘導や、地縁・血縁からくる心理的な同調、刹那的で深い考えに基づかない怒りや恐怖、嫉妬、見せかけの正しさや大義、あるいは利己的な欲求などさまざまな誘引に導かれ意思決定を行うことで、コミュニティ全体が不利益を被る政治状況を指す。


また場の空気を忖度することで構成員の誰もが要求していないことや、誰もが不可能だと考えていることを合意することがある(アビリーンのパラドックス)。


大衆論の見地によれば、大衆を構成する個々の人格の高潔さや知性にも拘らず総体としての大衆は群集性(衆愚性)を示現する可能性がある。
衆議を尽くすことでしばしば最悪のタイミングで最悪の選択を合意することがあり、リーダーシップ論や意思決定における「合意」の難しさは重要な論点となる。
近代民主主義制度においては意思形成(人民公会)と意思決定(執政権)を分離することでこの問題を回避しようとするが、独裁と民主的統制の均衡において十分に機能しないことがある。


 


主な例


歴史上、最初に衆愚政治と看做され、当代および後世の批判となったのは、古代ギリシアの都市国家アテナイである。
アテナイにおける衆愚政治は、上記の問題に加えて、公職を籤引きで決定するというシステムによって、専門的な知識が欠落している者ですら国家の重職に就く場合があるという問題を孕んでいた。


世界で最初に民主主義をなした国家が衆愚政治に堕した事は皮肉であり、民主主義の最大の欠点を表していると言えるが、同時に世界最初であるがゆえに、まだ民主主義のシステムが洗練されていなかった事も考慮する必要がある。


ペロポネソス戦争の後期、メロス島事件を発端としてアテナイ海軍がシラクサ攻略を目指し紀元前415年にシケリア島遠征に出発したが大失敗に終わり、紀元前413年に敗報が届くとアテナイ市民は混乱し、逃げ帰った正真正銘の兵士らの報告を聞いても長い間信じようとしなかった。


やがて真実であると判明すると市民たちは自分たちの投票を棚上げにして政治家を非難し神託や予言に憤りを投げつけた。
これを機に寡頭政治を樹立する動きがおき10人からなる先議委員制度が設けられ、これはのちの「400人会」となって結実する反動勢力の先駆となった。


プラトンは、「民主政」は「衆愚政治」に陥る可能性があるとして、「哲人政治」の妥当性を主張した。


ナチス・ドイツにおいて、国家社会主義ドイツ労働者党(ナチス党)を率いたアドルフ・ヒトラーは、ヴァイマル共和政でのヴァイマル憲法下における民主主義が政局や経済混乱を招いているとして、これを「衆愚政治」と捉え、「民主主義の否定」と「指導者への服従、独裁の利点」を主張し、煽動や民族的な怒りやテロなどに訴えたが、最終的には間接民主制による選挙という合法手段によって、政権と絶対権力を樹立し、民主主義は崩壊した。


エーリヒ・フロムは著書でこの国民心理を「自由からの逃走」と呼んだ。




出典: 「衆愚政治」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』



あのねぇ~、民主主義は、ある程度社会が安定していて人々の価値観が共有されており、突拍子もない出来事が起きない比較的穏やかな状態では一定の機能を果たすことができる。。。



現在のアメリカはそうなってない、とデンマンさんは言うのですか?


だってぇ、そうでしょう! アメリカ社会は、どうみても不安定で混乱期ですよ。。。 だから、ヒトラーが民主主義の選挙で選ばれたように、トランプさんも、アメリカが混乱期にあるので、マスコミの予想に反して大統領に選ばれてしまった。。。 ちょうど、ヒトラーのナチスが躍進したときのように。。。



ナチ党の躍進


 



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1929年の世界恐慌によって急速に景気の悪化したドイツでは、街に大量の失業者が溢れかえり社会情勢は不安の一途をたどっていた。
さらにヤング案への反発がドイツ社会民主党政府への反感の元となった。


同じくドイツ共産党も社会的混乱に乗じて伸張し、1930年の国会選挙ではナチスが得票率18%、共産党が得票率13%を獲得し、社会民主党の得票率24.5%に次ぐ第2党と第3党に成長し、各地の都市でナチス党の私兵部隊「突撃隊」と共産党の私兵部隊「赤色戦線戦士同盟」の私闘が激化するようになった。
党勢の拡大にもかかわらず待遇が改善されない突撃隊には幹部に対する反感が生まれ、ヒトラーは突撃隊を押さえるためにレームを呼び戻さざるを得なくなった。


1931年9月18日には溺愛していた姪のゲリ・ラウバルが自殺したことにヒトラーは大きな衝撃を受けた。
一時は政界からの引退もほのめかしたが、数日後に復帰した。
しかしこの後菜食を宣言し、肉食を断った。


1932年2月25日には党幹部ヴィルヘルム・フリックの手配により、ブラウンシュヴァイク自由州(ドイツ語版)のベルリン駐在州公使館付参事官となった。
これは名目上のことであり、公務員に自動的に与えられるドイツ国籍を取得するためのものであった。
ドイツ国籍を取得(ドイツ語版)したヒトラーは、大統領選挙に出馬する。
大統領選挙では現職のパウル・フォン・ヒンデンブルク、ドイツ共産党のエルンスト・テールマン、鉄兜団代表で国家人民党の支持を受けたテオドール・デュスターベルク、作家グスタフ・アドルフ・ヴィンター(ドイツ語版)の5名が立候補した。


選挙では「ヒンデンブルクに敬意を、ヒトラーに投票を」をスローガンにし、膨大な量のビラをまき、数百万枚のポスター、財界からの支援で購入した飛行機を使った遊説や当時はまだ新しいメディアだったラジオなどで国民に鮮烈なイメージを残した。
第1次選挙の結果はヒンデンブルク1865万1497票(得票率49.6%)、ヒトラー1133万9446票(得票率30.2%)、テールマン498万3341票(得票率13.2%)、デュスターベルク255万7729票(得票率6.8%)、ヴィンター11万1423票(得票率0.3%)となり、ヒトラーは他の候補と大きく差をつけた2位となっただけでなく、現役大統領ヒンデンブルクの得票率過半数獲得を防ぐ善戦をした。


しかし大統領になるには過半数の得票率が必要であったため、上位者3名による決選投票が行われた。
その投票でヒンデンブルク1935万9983(得票率53.1%)、ヒトラー1341万8517票(得票率36.7%)、テールマン370万6759票(得票率10.1%)をそれぞれ獲得し、ヒトラーはヒンデンブルクに敗れるが1次選挙よりも大きく得票を増やして存在感を見せつけた。
ドイツ共産党にとってはナチスとの差が決定的となったことを物語る選挙となった。


ヒトラーは大統領選には敗れたものの、続く1932年7月の国会議員選挙ではナチ党は37.8%(1930年選挙時18.3%)の得票率を得て230議席(改選前107議席)を獲得し、改選前第1党だった社会民主党を抜いて国会の第1党となった。


 





出典: 「アドルフ・ヒトラー」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』



現在のアメリカ社会のように、社会が混乱期を迎えると、ヒトラーやトランプさんのようなデマゴーグ型指導者を生み出しやすい。



どうして。。。?


正義だとか、真実だとか、何が正しいとか? そんなことはどうでもいいのですよ。。。 それよりも、トランプさんのように民衆(ミーちゃん、ハーちゃんや愚民)が聞きたいことをしゃべるのですよ。。。 実際、アメリカ・エスタブリッシュメント(ヒラリーさんもそのうちの一人)の表面だけを取り繕った、当たり障りのないスピーチを聴くよりも、トランプさんのようなアメリカ社会に、そしてヒラリーさんに不満をぶつけるようなスピーチの方が ミーちゃん、ハーちゃんにとっては聴いていて気持ちがいい!。。。 


 



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ミーちゃん、ハーちゃんは、トランプさんのようなデマゴーグ型指導者に拍手を送るのですよ!



ヒトラーも、そうだったのですか?


当然でしょう! だから、当時のドイツのミーちゃん、ハーちゃんは、今からでは考えられないほどにヒトラーに熱狂したのですよ!


 



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もちろん、アメリカにも良識のある市民がいた! だから、彼らは、トランプさんが大統領になることに反対した!


 



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だけど、トランプさんのデマゴーグに心を奪われて熱狂したミーちゃん、ハーちゃんや愚民の方が多かったのですよ!



それで、トランプさんが大統領に選ばれたのですか?


そういうことです。。。 ちょうどヒトラーが選挙で勝ってドイツのデマゴーグ型指導者になったように。。。



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by denman1720 | 2018-09-02 05:29 | アメリカ文化・政治 | Comments(0)

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